虫干しの時期は衣類だけ?秋のうちに冬支度しましょう!

タンスの中の衣類のイラスト

台風の時期や、秋の梅雨も過ぎ、カラッとした空気の冴える季節です。

洗濯ものもよく乾き、これから寒くなってきますね。

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衣替えの季節でもありますが、学校の制服が変わるだけではないのですよ。

夏の汗を吸った衣類だけではなく、収納の中まで見るのに最適な時期なのです。

 

冬に向けて、家中の衣替え準備をしましょう!

 

衣替えって制服だけじゃないの?

着物を来た女性のイラスト

衣替えの由来は平安時代にまでさかのぼります。もともと更衣(こうい)というもので、現在の5月と11月におこなっていました。

 

『更衣室』の言葉はここから来ているんですね。皇室の着替えを担当する女官(にょかん)と同じ呼び方だったため、民の間では『衣替え』と呼ばれるようになりました

 

江戸時代になると年4回と幕府に決められました。4月・5月・9月に2回あります。9月に着た綿入りの着物を脱ぐことから『四月一日』を『わたぬき』と読むんです。珍しい名前ですが、こういった名字の方もいますよね。

 

明治維新(いしん)から、6月1日と10月1日が衣替えに決まりました。官公庁や学校で一斉に衣替えされますが、気候も考えられて前後することはありますね。

冬服に衣替えした学生のイラスト

現在でも着物は季節によって、袷(あわせ)や単衣(ひとえ)など変わります。

 

着物を好まれるかたでもないと、なかなか一式は揃わないものですが、着物は保管が大変。気づくと虫食いなど取り返しのつかないことになってしまいます。

 

実際に家庭では、衣替えというとチェストの中身を入れ替える作業を指すことが多いかもしれません。

 

主婦にとっては1日かかってしまう大仕事だったりします。お子さんが小さいと、着られるかもうムリか、捨てるかおさがりか、考えているうちに日が暮れてしまうなんていうことも。

服の処分に悩む女性のイラスト

やっぱり主婦は大変だ、と思うかもしれませんね。

 

昔は季節の普段着は1~2着で、衣替えには全ての糸をほどいて洗い、板に貼って干しました。それをまた縫い直して次の季節にそなえたわけです。昔の女性はもっと大変だったようですよ。

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衣類の始末はきちんと!長持ち!

ワンピースのイラスト

着物と言うと夏祭りに着た浴衣(ゆかた)などですが、喪服やワンピースなど、1度袖を通して汗のついた衣類をそのまま片付けていませんか? 汗ジミの元になってしまいます! きちんとお洗濯かクリーニングに出しましょう。

 

洗ってあっても、衣類は1度風にあてます。天気の良い日に干しましょう。

 

片付ける前にブラシなどで全体をはらいます。虫食いのもとは、成虫が衣類に卵を産んでいってしまうせい。成虫になると食べませんが、幼虫は天然素材を好んで食べて育ちます。これが虫食いになってしまうんですね。

クローゼットの中の衣類のイラスト

チェストやクローゼットを一度空っぽにして、隅々まで掃除機をかけましょう。ホコリの中には夏に蓄積されたダニの死がいがいっぱいなのです!

 

見た目はあまりよろしくないかもしれませんが、チェストの中には新聞紙を敷くことがオススメ。湿気をとり、インクには虫よけ効果があります。昔はよく見たものですが、きちんと理由があったんですね。

 

防虫剤湿気取りも変えたいのですが、最近は天然素材を好まれる方もいます。ヒノキなどのナチュラルなものでもきちんと効果はありますよ。(説明は読みましょう)

 

ラグや毛布もこの時期に虫干し!

大物布製品の虫干しのイラスト

晴れ間も多く、まだ寒さが本格的ではない頃にしてほしいことが、大物布製品の虫干しです。

 

夏の間に敷いていたラグは洗い、干します。洗えなくても天日と風にあてましょう。夏の汗で一番ダニの多い時期につかっていたものですよ。ソファカバーなどもあるなら洗いましょう。

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布団周りだけではなく、布製品はありませんか? 座面が布張りのイスなども、1度天日にあてると安心して使えますね。イスなど干したことがないという方もいるのではないでしょうか?

 

そしてこれからの冬に使う、ラグ、ホットカーペットカバー、毛布、こたつ布団なども全て干します。1日では無理ですから、晴れの続く時期にやってしまいましょう。

カーペットのイラスト

きちんと片づけてあったつもりでも、収納庫の中で湿気などを吸っています。気持ち良く使うためには、季節ごとの虫干しが大切なのですよ。

 

この虫干し作業は、初夏の梅雨明けと、年2回行います。

 

前回干して片付けたからとそのまま使用せず、もう一度干してからにしましょう。洗えるものは洗ってくださいね。

 

ダニやカビは健康の敵ですが目にはみえません。家族の健康のために、一肌脱ぎましょう。大物を干す作業は男性にも手伝って欲しいですし、1人暮らしの方にもやってほしいことです。

 

干すことができないじゅうたんやベッドマットなども、掃除機をしっかりかけましょう。最近ではダニを取ることのできる製品も増えていますよ。

 

気持ち良く冬を過ごす準備

コタツで暖を取る男の子とネコのイラスト

夏の間に出た汗を餌(エサ)にしてダニが大量に発生していました。そのまま片付けたり使い続けるのは怖いものですよね。

 

エアコンのフィルターにも夏のバイ菌がひそんでいますし、靴箱も掃除したいものです。革靴がカビだらけになると悲しいですものね。

 

カラッと干されたものを使うと、冬が少し楽しみになってきますよ。見えないものだからこそ、季節を決めて年2回、きちんとお手入れしてくださいね。

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