貯蓄のこと、ちゃんと考えていますか? そもそも貯金が苦手でしょうか?
誰もが将来のことを考えて貯金はしておきたいと思うものですよね。しかし本などを見ても、家族の老後貯蓄目安は3000万。家のローンを支払いながらもこの金額を貯めるのは無理?!
けれど必用な金額なのです。くわしい解説と、貯蓄をしていくコツをお教えしますね。
老後のために月々の貯金は?
3000万は本当に必要? 普通に過ごして夫婦で月15万、1年で180万。確かに17年で3000万になりますね。1人でも20年で無くなります。
逆に貯めることを考えると、30歳から1年で100万円を30年。ボーナス抜きで月8万は貯蓄しなくてはいけません。けれど30歳で老後のお金を考える方は少ないですよね。40歳開始ならば1年に150万です。月12万5千円。
マイホームは家賃なみの支払い金額で、60歳までに終われば、入手は可能ですが老朽化もしていきます。そもそも頭金を貯めることすら、若い世代には大変なことです。30歳で頭金から貯め始め、3000万の物件に予備費用で300万とします。月9万の貯蓄と購入後の支払いになります。
簡単に書くと
40歳から老後資金で貯蓄開始
3000万 月12万5千円
住宅と老後のみで
月21万5千の貯蓄と支払いが必要
他に生命保険にも加入します。
貯蓄が老後の12万、住宅も3300万程度として9万。月21万が収入から抜けるとすると、キツイ!と思う方も多いですよね? それ以外のレジャー預金や子どもにかかるお金も…頭をかかえたくなるものです。
マイホームはあきらめて、賃貸にするのも手段。管理費もかかりませんし、月7万程度ですむのではないでしょうか。
少しでも楽にすることはできないか、貯蓄が苦手な方はどうしたら良いのか、提案させていただきます。
貯金が苦手な人には便利、年金型保険
正式名称は、国民年金型保険。60歳で支払い終了、60歳から5~10年受け取ることができる保険です。(55歳まで支払いや、65歳から受け取りなど、種類は色々ありますが、年金支給が65歳からなために、60歳受け取りをおススメします)
何社かから出ていますが、40歳で加入1人月3万の支払いで、60歳から10年、毎年70万程度貰えます。つまり、4社程度に入らないと3000万近くにはならなく、毎月12万払うことになります。
月の貯金目標と変わりませんね? 利点は利息が通常貯金より良いくらい。
ただし! 貯金が苦手な方は、1社はいっておくと安心はできます。60歳になる前に死亡された場合、それまでの支払い金額を遺族が受け取ることができます。
独身の方が多い中、遺族はいない、死亡保険はいらない、という方もいるでしょう。では人は、どれくらいの方が65歳まで生きるのでしょう?
厚生省が発表している「平均寿命」の表は、実は大切なのは「生命率」だと言われています。最新の表で計算してみましたよ。
人間が20歳から64歳までに死亡する確率は、現在発表の合計で男性が1.3% 女性が06%です。
死亡保障は必要ないのかもしれませんが、98%の方が65歳を迎えます。98%といえば、みなさん、ほとんどの方ですよ。老後を考えていないなど言っていられないのです。
65歳にもなれば病気にもかかるでしょうし、生命保険もきちんと入っておきたいところですよね。早く入れば安いからと若い時の保険のままでしたら『見直し』もできるだけ早くしましょう。
そもそも貯めるのが苦手?クセをつけましょう!
不景気なこともありますが、お金をためることが苦手な人は多いですよね。多くはないお給料から、何かを削って貯金にまわす…来月でいい、来年からでいいとなってしまいます。
つもり貯金、袋わけ、500円玉貯金…
なかなか続かない、溜まっていかないという方も多いはず。貯めるクセがついていないうちは、目的のない貯金は続きません。
おすすめは気分で貯金することです。つもり貯金というのは代わりに何かをガマンしているからつらいんですよね。
たとえば、「うれしいことがあった貯金」。何かうれしいことがあったら、500円玉を貯金箱へ。たまればたまるほど、さらに嬉しくなります。
あまりうれしいことがなく、ネガティブだとしたら…「ため息貯金」という方法もあります。ため息を1回つくごとに100円を貯金箱へ。結果が貯まらないとしても、ため息は減って行くでしょう。
私は高校時代、部活動の仲間と、悩みの多かった時期に「ため息をついたら10円」ということをやっていました。しだいにため息を誰かがつくと爆笑がおきるようになるという明るい状態に。貯まったものは募金しました。
ここで大切なのは、貯めていくクセをつけること。ある程度貯まったら、自分へのご褒美(ほうび)を買ってもいいですよ。そのかわり、普段のご褒美はちょっぴりガマンしましょう。
口座に貯金を入れるなら?
コンビニでも簡単にお金がおろせる世の中になり、通帳にいれておけば使わないということも難しくなってきました。
金利の低い状態が横並びで、貯金をよく考えることが少なくなってきてもいます。口座で稼ぐなら投資などという方もいますが、今回の目的は「貯蓄のクセ」なので貯めることを考えましょう。
定期預金というものもありますが、貯金の苦手な方にはハードルが高いですよね。財形貯蓄なとの給与天引きは、つらい時に使えないストレスがすごく多かったりします。
貯蓄初心者に私がオススメするのは、ゆうちょ銀行の「定額預金」です。定期的に入れるものではなく、余裕があるときに普通口座ではなく定額貯金にするだけ。
こちらは定期預金とは違って、たった半年で引き出しが可能になります。短いと思いますか? 貯蓄が不慣れな方は、お金に半年手をつけないことも難しいのではないでしょうか。
たとえば毎月5000円を定額貯金します。最初のものが引き出し可能になるころには3万円になっていて、通帳に6行のがんばりが残っています。これを見ると、自分でもできるという自信になっていきますよ。
利点は他にもあって、引き出しにくいこと。窓口でおろすので難しいことはないのですがATMではおろせないために、面倒くさがりの方ほど貯まっていくかもしれません。
老後も大切、でもまず1割から
最初に月12万などの数値をのべましたが、まずは貯蓄を楽しめるようになることが大切です。貯蓄が楽しめるようになると、少しずつ金額を増やして行けます。
お給料の1割を貯金していくことが最低目標ラインです。給与によってちがいますが1割はそれほど大変ではないでしょう。
節約やガマンは大切ですが、結果が見えないとつらくなっていきます。小額からで良いので、楽しく貯めて行けるようになるといいですね。
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