10月10日は目の愛護デーです。目は一生使うもの、大切にしたいもののひとつですよね。
視力が低下するとメガネやコンタクトを使用することになり、不便になります。さらに低下しないよう、目に悪いことから守りましょう。
子どもの将来も大切です。昔より目に悪い原因が増えている世の中、良い視力であるために大人が注意してあげましょう。
どうして視力低下するの?
視力低下には『近視・遠視・乱視』がありますが、大半が近視というもの。近くのものは見えるが遠くは見えないという状態です。
一番多い原因が『遺伝』です。遺伝性の近視が8割を超えているのだとか…。私はとても視力が低く、母もひどい近視でした。医師には遺伝だと言われましたが、妹は視力が2.0です。父の視力は良かったので、どちらに似たかということもあるのでしょうね。
親の視力が良くても2割が視力低下してしまいます。一番左右する時期が、子どもから思春期にかけて。体とともに眼球も大きくなり、その時上手く育たないとレンズのバランスが崩れたまま、視力の悪い状態になってしまうのです。
遺伝でも体は健康な状態にしようと、ピントを合わせるように育ちます。この段階で『眼精疲労』にかかってしまうと、正しい状態がわからず、悪くなる可能性を高めてしまいます。
原因は何?
子どもの眼精疲労は現代では原因がたくさん。ゲーム機やスマホなども大きな原因です。照明やライトでも疲労していきますが、問題は「目の筋肉が近い位置で長時間固定される」ことです。
なので休憩も必要ですし、時には遠くを見ることも大切。子どもには将来の視力や、不便かどうかということは理解できず、反発されると思います。
眼鏡はそれほど高くはありませんが不便ですし、コンタクトだとやはり高価です。視力が低くなることのリスクを説明して、きちんと休ませましょう。
成人すると眼球そのもののピントはそれほど変わりませんが、疲労状態で筋肉がかたまることはあります。常に目が疲れていたり、あわないメガネを使用したりしていると、視力が下がった状態が続くことになってしまいます。
急激に視力が下がったり、普通ではないなと感じたら、医療機関にかかりましょう。目も神経なので何かの疾患がある場合も。
他には加齢による老眼がありますが、こちらは衰えですからしょうがないという部分が多いです。それでも眼精疲労を避けたり、無理に使いすぎないなどで発症を遅らせることはできます。
近視の方は老眼になりにくいというのも聞きますが、遠くが見えなかった状態が逆転するために、時間差が出てくるからです。ゆっくりですが加齢は目に色々影響し、緑内障などの病気を引き起こすこともあります。
予防法はあるの?
パソコンなどを長期使う仕事でも、ときおり数分目を休めましょう。会社での休憩時間は目を休めるべき時間より間隔が長いのですが、1時間パソコンを使ったら5分休むということは必要です。勤務中にボーッとはできないかもしれませんが、デスクの上を掃除するなど、目の筋肉を別に使いましょう。
目をあたためて、筋肉の血行を促進することも大切。目を閉じて温タオルなどを載せることができると良いですね。
目にはブルーベリー、とはよく聞きますが、効果はあります。ただし、疲れた後ではなく、就業前など朝にとりましょう。2~4時間くらいで効果がでてきます。
見るという行為で使われる機能では、情報を目から脳に送るということが常に行われています。これにはメカニズムがあって、網膜の細胞が分解されて、情報をデータにして脳に送ります。この分解される細胞は常に再生産されているのですが、使いすぎると追いつかなくなってしまうのです。
この時助けてくれるのがブルーベリーに含まれるアントシアニンです。ちらつきや、目のかすみを感じるようになったら、栄養のことも考えましょう。生のブルーベリーも売っていますが、食べやすく美味しいですよ。
大人になってからの視力低下は、やはり疲労が大半。農業などの多かった時代と違い、現代ではどうしても近くを見ることが増えてしまっています。けれど原因がレンズではなく筋肉なので、きちんとケアしてあげれば戻ります。視力低下は疲労のサインと判断して、しっかり休めてあげましょう。
明るさも大切に
自動車を夜間に長時間運転することも目の疲労になります。目の疲れというのには照明も大きく関係します。明暗のバランスを判断し、見ようとしていない場所でも、暗い場所の情報も収集してしまうのです。
ですから夜間はきちんと部屋全体を明るくしましょう。手元だけを明るくすると、疲労がたまりやすくなります。
目を休めるというのは、遠い場所を見るだけではなく、目を閉じることも重要です。何もなく目を閉じる…というのは、ふと開いてしまうものですから、アイマスクも利用しましょう。
ご年配の知恵袋☆
ご年配の知人からオススメされ、私が愛用しているのは『小豆(あずき)袋』です。長方形の木綿袋に、小豆をつめるだけ。これをレンジで温めると、かなり長時間高温が続くのです。
ただし最初はすごく熱いのでいきなり目にのせないでくださいね。肩や首などをあたため、少し温度が下がってきたら目の上へ。重さも刺激になりとても気持ちが良いです。
秋には小豆が安く売られることもありますから、ぜひ1度おためしください。肩にも心地よいため、2個3個と欲しくなりますよ。きんちゃくだと豆が出てきてしまいます、カンタンでいいのできちんと縫ってくださいね。