お盆というのは、8月13日から16日までというのが一般的。ご先祖様の霊をまつる行事です。
この期間にご先祖様が戻ってくるとされ、お経をあげていただいたり、お供えをしたりします。
地域によっては7月13日から16日の場所もあります。
ご実家、義実家のお仏壇にお参りしに行くことことが毎年恒例になっている方もいます。といっても、お仏壇がない家ではそれほど忙しくはありません。
「お盆休み」といえば「大型連休」を指す言葉だと思われている方も。実際、暑くて、遊びたい気分にさせられる夏。
各地でお祭りが開かれますし、お子さんの夏休みのお相手をしてあげたいですよね。
2015年のお盆休みは?
今年の暦では、8月13日は木曜で、16日は日曜日になっています。土曜日曜が入ってしまっているので、この4日間よりつながって伸びる会社は少ないでしょう。今年は最低日数とも言えそうです・・・国民の祝日というわけではないので、短いからと文句は言えませんね。
7月がお盆の地域では13日(月)から16日(木)なので、計算でいくと、11日(土)12日(日)も休みの6連休かと思われます。ただ世間での「お盆休み」は8月です。
7月盆の地域に住んでいたとしても、休みは8月ということが多いです。8月盆の地域の会社に勤めているが、お仏壇のある家は7月盆、ということもあります。もちろんその逆もあって、企業はあわせていられないのです。
夏休みのお子さんがいる方を配慮されていることもあるでしょう。実際、7月盆の地域は多くは無いので、親族にすら浸透していないこともあります。
宗派ではなく地域差なので、8月にお参りに来られることもあるのです。
ただし、一般的に8月をお盆休みにしている企業でも、お仏壇のある方には7月に2日程度の休みを取らせてくれることもあります。お坊さんがお経をあげに家にきてくれますので、1日は家にいないといけませんから、会社も「断るように」とは言えないわけですね。
企業によっても違うお盆休み 一般企業と銀行・公共機関の営業
一般企業は4日間を基本にして、毎年日数が決まっている企業、前後の有給を認める企業などもあります。社員同士のかねあいで、期間をずらすことのできる企業もありますし、「別の期間ならもう少し長く休んでも良い」という柔軟な企業もあります。
サービス業ではかきいれ時なので、休めない企業が多いでしょう。(9月以降の連休を認める企業もあります)
銀行や、役所などの行政機関の窓口営業は、祝日ではないので暦通り。15日(土)と16日(日)がお休みになるでしょう。平日は通常営業しなくてはいけないので、休んでいません。お盆休み中に銀行がやっているのは、助かりますね。
医療機関は、大型の病院は15日と16日を休みとするでしょう。(土曜午前診療などの病院はやっているかもしれません)当然、救急病院は持ち回りですがいつでもやっています。
ただ個人病院は何日か休みにしている所もあります。そんなに長くは休まないと思いますが、その時期に行く予定の病院があるなら確認しておきましょう。緊急時にかかることのできる病院は、普段から調べておきましょう。
バスなどは「お盆ダイヤ」になることがあります。利用される方は確認しておきましょう。電車などは変わることはほぼ無いと思いますが、混雑は予想されます。(本数が元々少ない地方は、お盆期間のみ増えることもあります)
お盆休みとは関係がないかもしれませんが、タクシーなどはお祭りが開催されている時期、時間によっては車両禁止の区域まで行ってもらえないこともあります。
今年は最低の4日間が基本ということになります。ということは、車で遠出を考えられている方は大変です。渋滞も考えると、中2日しか遊べない場合もありますね。どうしても車でということになれば、しっかり準備をしましょう。
携帯トイレや子どもの暇つぶし道具、大人も眠くならないガムなど。最近はサービスエリアも充実していますから、あらかじめ調べて楽しむのも良いでしょう。
時間を大事にしたいと思えば、できるなら公共機関を使って渋滞は避けたいところ。ただ皆さん同じように考えられるので、早め早めの予約が必要です。
企業によっては前月にならないと、正式な休みがわからないこともあると思います。わかった時点で早めに飛行機などをチェックしましょう。有給申請ではない、口約束で休みを希望しただけだと、予定が狂うこともありますから注意してくださいね。
また、お盆も営業中の企業で、独身などで必ずその期間を休まなくても良い方は、休みをずらしてあげましょう。他の社員にも好印象ですよ。
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